昨日とはうってかわって早稲田は初回に4番杉山翔大(スポ4)の本塁打で2点先制すると、その後も打線がつながり14得点。9回には吉澤翔吾(スポ2)の満塁本塁打も飛び出す大量得点で14−2と勝利し、勝ち点を3とした。早稲田はこれでリーグ戦負けなしの6連勝。
投げては吉永健太朗(スポ1)が大量援護を背に1失点で7回を投げ抜き、抑えの有原航平(スポ2)へ繋いだ。

　4番杉山が完全復活した。
4月28日の対立教戦の試合前練習で捕手と接触し負傷し、昨日の対法政戦1回戦で2試合ぶりの出場となった杉山。昨日も決死のスライディングを見せ内野安打としたりけがの影響を感じさせないプレーを見せた。
そして今日の初回、2死三塁の場面で杉山が本塁打を放った。4番杉山の復活はチームに勢いをもたらし、結果として14得点のきっかけとなったのではないか。
打線はつながり、2つの本塁打を放つ13安打14得点とした。

　先発の吉永は4回裏1失点を許すもその他の回は打者を3人から4人で抑える安定した投球を見せた。
8回裏から登板した有原はその回で三振を3つ奪ったが、9回裏に自らの暴投から1点を許した。今日は得点差があったものの、試合を勝ち抜いていくためにはその１点が重要な場面も出てくると思われ、頼みの抑えとしてより力頼もしい投球が見たいところである。

　リーグ戦を折り返し、現在６連勝と負けなしの早稲田。そのうち３試合が二ケタ得点での勝利と勢いに乗っていることは間違いない。しかしここで気は緩めない。次に対戦するのは明治、昨年早稲田は勝ち点を挙げられていない。
勢いはそのままに気を引き締め勝利し、優勝をぐっと手繰り寄せる。

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